松江 昭彦様 インタビュー

南青山ビジネスパートナーズ(Map)代表 小林博重へお寄せいただいた声をご紹介します。

松江 昭彦様 プロフィール

松江さん
松江 昭彦さん

まつえ あきひこ さん

略歴
  • 株式会社ユニパック 代表取締役

「ユニパック様の事業についてお教えください」

弊社は1990年創業で今年で26年目の会社です。社員は18名。売上は今季10億円を初めて超えました。扱っているものは、空調保守、空調工事、エアフィルタの企画製造販売です。
うちのフィルターは日本でオンリーワンのフィルターなんです。

使い捨てが常識とされていた空調用の中性能フィルターですが、うちのフィルターは3回洗浄再生して都合4回使えるんです。
これを10年前に開発を終えて、東京ミットタウンに4,000個全面採用いただきました。そこからスタートしたんです。
だから本来であれば、三井不動産さんのあの建物は毎年4,000個入れ替えなきゃいけない。それが4年に1回だから3回くらいしか変えてない。

エアフィルターと言うのは大きなゴミを手前で取る”プレフィルター”と細かなゴミを取る”メインフィルター”に分かれていて、通常はプレフィルターを3ヶ月に1回、年に4回手洗いするというのが常識なんです。
4,000個ものエアフィルターがあったら年がら年中どこかのフィルターを手洗いしていることになるんですよね。そのプレフィルターを弊社の技術力でなくしたんです。
また、エアフィルタの空気の流れる抵抗を半分以下にしました。そうすることによって、押し出す空気のスピードの量は少しで良くなりました。

それはどういうことかと言えば、
①1年しか使えなかったエアフィルターを4年使えるようにすることで経費が1/4に下がる
②プレフィルターをなくすことにより、人件費の大幅削減
③空気抵抗を少なくすることにより、消費電力の削減
ということなんです。

よくぞ三井不動産は僕のアイディアに乗ってくれたと思ってます。
それが評価されて、三井住友銀行本店の金庫室にもいれていただきました。最近では東京羽田国際空港の第二旅客ターミナルにも全面採用いただきました。
日本の建物は気密性が高いので換気をするのにずーっと風を送っていなきゃいけない。建物全体の消費電力のうち、照明コンセントが約40%、冷暖房の熱源で約30%、風を送り続けることで約9.4%を使用しているようです。
日本の省エネの技術をもってしてこの分野は手付かずで、やるすべがなかったんです。ところが弊社が開発したことによって、この部分の約2割が削減できるようになったんです。

お客様の足元を照らすと自分の足元が明るくなる。足元の暗い、困っているお客様の足元を照らすと自分の足元も明るくなる。

例えば鹿児島で火山灰がいっぱい降って家の中に入って困ってるでしょ?鹿児島人ってね、県外の人には火山灰の悪口、愚痴を一つも言わないんですよ。ところがね、鹿児島の人たち同士であうと、「これさえなければなー」って言うんです。
だけどこれだけ鹿児島の人たちがいつも火山灰で困っているのに普通のフィルターを使っていたわけです。 そうすると火山灰が半分くらいわーっと入ってきて後ろに入っている中性能フィルターがすぐ詰まっちゃうんですね。
じゃあ考えましょということで開発しました。従来のフィルターは火山灰が50%抜けちゃうんです。弊社で開発したフィルターは97%火山灰を捕捉出来ちゃうんです。でも大事なのはここではないんです。だって目を細かくすればいくらでも細かいの取れるわけですから。ユニパックの技術はその次なんです。
従来の50%しか捕捉しないフィルターよりも、うちの97%捕まえるフィルターのほうが風の通りが倍早く通る。93パスカルに対して42パスカル抵抗が半分。そこがユニパックの技術なんです。

弊社のフィルターは2年半の間に7つの賞を受賞してます。
先日マレーシアでやった環境展の東京都のブースではでは首都大学東京、東京都立産業技術研究センター、それでいきなりユニパックが出てくるわけです(笑)あとは水道局と下水道局。この人達から見てもこの技術は評価をされたのだと思っています。

普通、糸っていうのはどんなものでも使われるときは撚り線と言って強くするために撚ってあるんです。
原材料で42ミクロンのポリエステル繊維、テトロンですね。テトロンっていう細い繊維を、平織りに仕立てる技術が日本にはあるんです。
その編みと編みの有効寸法を80ミクロンに押さえてある。

火山灰は100ミクロンくらいの粒なんです。って言うことは確実に取れる。100%取れちゃうんじゃないか?
で、重たいですからぶつかると自重で落っこちちゃうんですよ。
くっつかない、だからたまらない。
風を機械的に吸い込むと微振動が起きるんだけど、多少揺れるように作ってあるんです。
昔掃除機でカチカチカチってやるとゴミが落ちるのありましたよね?それを風が通っているだけで自動的に揺れるようにやってます。
平織りの技術がミソなんです。だけどもそれは技術だけであって、誰も活用方法に気づかなかった。
それが丸5年で日刊工業新聞の立派な賞(超モノづくり部品大賞 生活関連部品賞)をいただきました。ただ、火山大国である日本には当然あってよかったフィルターという評価ですよね。

「小林博重とのビジネスについてお教えください」

私たちの事業について、一部の企業は理解が早かったのですが、意識の高い大手企業にはなかなか入り込めません。どうやって一流の人達とつながっていこうかというところで小林さんの存在が出てくるわけです。
小林さんは長い間安田信託銀行の人事部で様々な人を育ててきた。小林さんのお眼鏡にかかって開花したという人がいっぱいいます。小林さんがこいつはいいぞと見抜いた方は栄達されている方も多い。小林さんの目がいいんですね。
それからやっぱり旧帝大の応援部時代の中心的な存在で、そういうつながりもとても大事にしている。
小林さんの紹介で博多ニューシティビル(博多駅ビル)で一年間、うちのフィルターの性能を検証を行ってもらいました。
この間その結果が出たんですが、想定通りの非常に良い結果が出た。すばらしい。
もうひとつは御茶ノ水にあるワテラスというところでも一年間検証を行っていただきました。こちらも想定通りの良い結果でした。

「小林博重との出会いをお教えください」


小林さんに出会うまでにもこちら側にドラマが有ったんです。
ある人がいて、その人が非常に素晴らしい人で、その人に信義というか友情というわけじゃないんだけれども、礼節をわきまえてる人だからこちらも大事に大事に付き合っています。
その方に紹介いただいた人が東大の経済学部のまた面白い人で、その人とずーっと付き合ってたら「こういう人にあってみろよ」と三番目に紹介されたのが小林さん。
だから人のつながりっていうのは大事にしなきゃいけない。何が縁か分からない。だからすべての機会に人を大事にしていくっていうのが大事ですね。

「小林博重の人柄、人物像とは?」

小林さんは御存知の通り東京大学の応援部の団長として体育会特有の裏表のない性格、誠実さ、骨太さ、嘘付かない、言葉が明快。こういうところが評価されるんだと思います。

松江さん